
私たちSurphotoworksでもデータ形式での写真のお渡しをしていますが、現在色々な写真館・スタジオでもデータのお渡しが主流になってきています。
おそらくほとんどの場合、そういった写真をデータをもらう時ってDVDでもらうことがほとんど(Surphotoworksもそうです)だと思いますが、もらったデータってどうしていますか?おそらく、もらった当日はPCなどでデータを見たり、写真をSNSにアップしたりするとは思うんですがその後放置…なんてことはないですよね?
デジタルデータは破損するとすぐ見れなくなるので、正しく管理しないとせっかくの記念が【無】になるなんてことも十分に考えられます。
そこで、今回は写真データの管理・バックアップ方法をご紹介していきます。
DVDは永久保存できる媒体ではない
まず、最初に渡されるDVDですが、永久保存できる媒体ではありません。
記録面に傷がつけばデータが破損する可能性がありますし、丁寧に保管したとしても一般的なDVDの寿命は10~30年と言われています。(押し入れなどの保存環境は高温多湿になりやすいので、もっと寿命が短くなる可能性もあります。)
もらってすぐに見れなくなってしまうものではありませんが、DVD単体でデータを管理するのは不安が残ります。
データの管理は2重以上のバックアップが重要
結局のところ、破損したらどんな方法であれ一発アウトなので、大事なデータは2重3重でのバックアップが重要になります。
もちろん、手間やコストがかかるとなかなかやる気が起きないのが人間ですので出来るだけ気軽に使えそうなサービスや商品を紹介していきますね。
Googleフォト
まずはおそらく一番手軽に使えるのがGoogleフォトではないでしょうか。無料でしかも無制限で写真と動画が保存可能です。写真を保存するクラウドサービスとしては個人的には最もオススメできます。
スマホ・PC用のアプリもあり、自動でバックアップを取るように設定もできるので初期設定をしてしまえばスマホやPCに取り込んだ写真を自動でバックアップしてくれるので楽ちん。
ただし、写真を無制限で保存する場合、自動で1600万画素にリサイズされるので注意が必要です。
使い方の詳細は個人ブログに書いてましたので、よければどうぞ!
料金は無料~
元データを大量に保存する場合、データ容量の追加でサブスクリプション方式で料金がかかります。
Flickr
Googleフォトと比べて、若干の使いずらさや使うまでの手間がありますが、便利なサービスです。本来は、写真のSNSですが、公開範囲を自分だけに設定すれば、普通のクラウドサービスとして使用できます。
Flickrの最大のメリットは容量が1TBもあること。一般的なユーザーの写真保管場所と考えればかなり大きなスペースを無料で使うことができます。
もらったデータをそのまま保管したい人はFlickrの方がオススメですね。
日本語非対応のサイトですが、使い方を解説しているサイトも多数あるので、あまり悩まずに使えると思います。
以下のサイトで使い方が見られるので、参考にしてみてください。
料金は無料~
有料プランを契約することで、容量無制限・自動アップロード・広告非表示などの機能が追加されます。
Amazon Prime Photos
続いてはAmazonが提供しているサービスのAmazon Prime Photosです。Amazon Prime会員限定のサービスなので、年払い3900円(月払い400円)の料金がかかります。
Prime Photosのメリットは容量無制限でデータが保存可能な点。スマホ・PC用のアプリもあるので、自動バックアップも可能です。
また、RAWデータも容量無制限で保存できますので、自分で写真を撮る人には最もオススメのサービスです。
外付けHDD
イニシャルコストはかかりますが、管理の楽さを考えると外付けHDDがオススメです。
昔から見るとだいぶ金額も安くなってきたので、7000円程度で1TBくらいのものなら買えます。容量が大きくなるほどTB当たりの金額が安くなるので、容量が大きめを買うのも良いと思います。
I-O DATA HDD ポータブルハードディスク 1TB USB3.0バスパワー対応 日本製 EC-PHU3W1
WD HDD ポータブルハードディスク 4TB WD Elements Portable WDBU6Y0040BBK-WESN USB3.0/2年保証
外付けHDDの利点はその使いやすさ。PCを普段使っている方なら特に迷うことなく使えます。
もちろん、HDDにも寿命がありますので、5年~程度での買い替えが必要になる点は注意が必要です。
NAS
NAS(ネットワークアタッチストレージ)は外付けHDDとクラウドサービスのいいとこどりをしたようなものです。
自宅のインターネット回線にHDDを接続して、自分のクラウドストレージを作ることができます。
NASを作るにはNASキットと呼ばれるHDDを入れるボックスとHDDを購入する必要があります。NASキットは物にもよりますが2万円~、HDDは1TB6000円~です。
【NASキット】Synology DiskStation DS216j デュアルコアCPU 2ベイNASキット DTCP-IP対応可 CS6426
WD HDD 内蔵ハードディスク 3.5インチ 2TB WD Red NAS用 WD20EFRX SATA3.0 5400rpm 3年保証
初期投資は決して安くはありませんが、HDDが2つ入るタイプのものを使えば、自動でデータのバックアップもできますし、自宅だけではなく、外出先からでもネット回線を通じてNASの中のファイルを使えるなど利便性と安全性に優れています。
結局何が良いの?
個人的なオススメとしては、クラウドサービス+HDDorNAS+PCにデータ保存がオススメ。
クラウドサービスはデータの安全性は高いですが、データをPCなどにダウンロードする時に時間がかかったりと取り回しが悪い部分もあります。
HDDやNASはデータが常に手元にあるので扱いは楽ですが、冗長性といった点ではクラウドサービスには劣ると思います。
クラウドサービスにデータを保管するのも、自身でHDDなどにバックアップを取ることも一長一短なのでサービスを組み合わせてデータを管理するのがいいですね。
ちなみに私の場合、RAWデータはAmazon Prime Photosと外付けHDD、編集後のJPEGデータはFlickrと外付けHDDに保存し、お客様にデータをお渡しする前はPCとDropboxにもデータを入れています。
データを2重3重で管理することで大事なお写真が消えてしまわないようにしています。
以上、データの管理方法についてご紹介しました。写真はその時の思いや空気など色んなものが詰まっているものですので、参考にしていただいて大事に管理してくださいね!
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